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ハイブリッド車のバッテリー上がり対処法|絶対NGな行動と復旧手順
ハイブリッド車の電源が入らず、お困りではありませんか。
「ハイブリッド車は構造が複雑で、自分で触るのは怖い」と思われやすいですが、実は12Vの補機バッテリー上がりであれば、手順を守ってジャンピングスタートすると安全に復旧できます。
この記事では、現在の状況からできるだけ早く復旧するために以下の情報をまとめました。
- 「自分で直せる状態」かどうかの判断基準
- ハイブリッド車特有の「やってはいけない」NG行動
- 自分で対処できない場合の「失敗しない業者選び」
「道具がない」「深夜で救援車もいない」そのようなときは無理に対応を続けず、プロに頼むのが最短の解決策です。お急ぎの方は「マルチ救急24」へご相談ください。
ハイブリッド車のバッテリー上がりが起こったときの対応策
ハイブリッド車のバッテリーが上がった場合でも、状況に応じた適切に対処をすれば復旧は可能です。
ここでは、自力での対応から業者依頼まで、代表的な3つの対応策を紹介します。
救援車から電力を借りて始動させる
近くに救援車がいる場合は、ブースターケーブルを使って電力を分けてもらい、始動させる方法があります。多くのハイブリッド車ではエンジンルーム内に救援端子が設けられているため、誤接続しないよう必ず接続位置を確認しましょう。
特に重要なのは、補機バッテリー同士をつなぐ点です。ハイブリッド車は車種によって補機バッテリーの位置が異なり、プリウスなどでは本体がトランクにあります。作業前に取扱説明書で必ず確認しましょう。
充電後は始動を確認し、外す際は逆の手順で行ってください。復旧後は再発防止のため、点検を受けておくと安心です。
ジャンプスターターで立ち上げる
救援車が近くにいない状況で役立つのが、携帯型のジャンプスターターです。モバイルバッテリーほどのサイズながら、バッテリーが上がった車に電力を供給し、始動をサポートできます。
ハイブリッド車は補機バッテリーでシステムが立ち上がれば走行可能なため、ガソリン車ほど大容量のモデルを用意しなくても対応できる点がメリットです。車内に常備しておけば、深夜や救援車がない場所でも自力で復旧できる可能性が高くなります。
また、自宅で対応できる場合は、バッテリー充電器を使って時間をかけて充電する方法もあり、状況に応じて使い分けると安心です。
ロードサービスに任せる
自分での対処に不安がある場合や、近くに救援車がいないときは、JAFや加入している自動車保険のロードサービスを利用するのが安心です。
電話で現在地や状況を伝えれば、混雑状況にもよりますが30分〜1時間ほどでスタッフが到着します。そして、専門知識に基づいて安全に復旧作業を行ってくれます。
費用はサービス内容や契約条件によって異なりますが、保険に付帯していれば無料で対応してもらえるケースも少なくありません。
無理な自己作業は事故や車両トラブルの原因になるため、少しでも不安があればプロに任せるのが最も確実な方法といえます。
バッテリー上がり時にハイブリッド車で気をつけたい点
ハイブリッド車のバッテリー上がりではガソリン車とは異なる注意点があり、誤った対応は重大な故障につながる恐れがあります。ここでは安全に対処するために押さえておきたいポイントを紹介します。
鉄則!駆動用バッテリーには触れない
ハイブリッド車には、走行用モーターを動かすための「駆動用バッテリー」が搭載されているのが特徴です。これは家庭用電源とは比べものにならない数百ボルトの高電圧で作動しており、感電すれば重大な事故や命に関わる危険があります。
そのため、素手で触れたり、自分で部品を外したりする行為は決して行わないでください。多くの車種では高電圧系統がオレンジ色のケーブルで示されているため、目にした場合は近づかないようにしましょう。
バッテリー上がり時にユーザーが対応するのは、あくまで補機バッテリーのみです。駆動用バッテリーには触れない、これが安全確保の鉄則です。
ハイブリッド車は救援車にはなれない
ハイブリッド車は、ほかの車へ電力を供給する「救援車」として使用できません。電気システムが非常に精密に制御されており、外部へ大きな電流を流すと車載コンピューターや制御装置に過度な負荷がかかり、重大な故障を招く恐れがあります。
ガソリン車のように気軽に救援できる構造ではないため、たとえ知人の車がバッテリー上がりを起こしていても、自車から電力を送る行為は厳禁です。
救援を求められた場合は無理に対応せず、JAFや保険付帯のロードサービスの利用を勧めるのが、安全で確実な判断といえるでしょう。
作業前に確認しておきたいジャンピングスタートの手順
救援車から電力を分けてもらう場合は、事前に正しいジャンピングスタートの手順を確認しておきましょう。
ブースターケーブルの接続順を誤ると火花やショートが発生し、電子機器の故障や、最悪の場合は車両火災につながる恐れがあります。
ハイブリッド車ではエンジンルーム内に救援用端子が設けられている場合が多いため、必ず取扱説明書で位置を確認し、指定された端子に接続しましょう。作業中は火気厳禁とし、+端子と-端子を接触させないよう注意が必要です。
復旧後は逆の手順でケーブルを外し、早めにバッテリー点検を受けると再発防止につながります。
バッテリー上がりとハイブリッド車|起こる理由とは?
「ハイブリッド車は電気で動くからバッテリー上がりしない」と思われやすいですが、実際にはガソリン車と同じ12Vの補機バッテリーを搭載しています。
この補機バッテリーはハイブリッドシステムを起動する役割を担っており、劣化や電圧低下が起こるとエンジンが始動しません。
しかも劣化の兆候が分かりにくく、突然トラブルが発生するケースも多いのが特徴です。駆動用バッテリーとは相互に充電できないため、補機バッテリーが上がると走行不能になるのが、ハイブリッド車ならではの特徴といえます。
ハイブリッド車でバッテリー上がりが発生する主な要因
ハイブリッド車のバッテリー上がりには、いくつか共通した原因があります。ここでは特に発生しやすい3つの要因を解説します。
補機バッテリーの劣化・寿命
補機バッテリーは使用年数の経過とともに電気を蓄える力が徐々に低下する消耗品です。ハイブリッド車では一般的に3〜4年ほどで交換時期を迎える場合が多く、劣化が進むと必要な電力を十分に供給できず、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
ガソリン車に比べて不調の兆候が分かりにくい点も特徴の一つです。突然のトラブルを防ぐためにも、定期点検で状態を確認し、寿命が近い場合は早めの交換を検討すると安心です。
長期間の放置による自然放電
車はエンジンを停止している間も、時計や車載コンピューターのメモリー保持、防犯装置などのために微量の電力を消費しています。
この「暗電流」により補機バッテリーは少しずつ放電していくため、長期間車を動かさない状態が続くと、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
特にハイブリッド車は放置の影響を受けやすく、注意が必要です。
また、日常的に短距離走行ばかりの場合も十分に充電されず、放電が進みやすくなります。バッテリー上がりを防ぐには、長期間放置を避け、定期的に車を走らせる習慣をつけるようにしましょう。
ライト類の消し忘れによる電力消費
エンジン停止中に電装品をつけたままにすると、補機バッテリーの電力は急速に消費されます。特にヘッドライトや室内灯などのライト類は消費電力が大きいです。消し忘れの状況によっては30分〜1時間ほどでバッテリー上がりを起こす場合もあります。
また、半ドアの状態で点灯する警告ランプやルームランプも、気づかないうちに放電を進める原因です。こうした人為的なミスは、日頃から意識していれば防げます。
降車前にはライト類をはじめ、電装品がすべてオフになっているかを必ず確認する習慣をつけましょう。
バッテリー上がり時のハイブリッド車向けの業者選びの方法
ハイブリッド車のバッテリー上がりに自力対応できず、JAFや保険も利用できない場合は専門業者へ依頼することが有効です。ここでは、安心して任せられる業者を選ぶためのポイントを紹介します。
料金の明確さで比較する
業者を選ぶ際は、表示されている基本料金だけで判断せず、料金体系が明確かどうかを必ず確認しましょう。出張費や深夜・緊急対応費などがあとから加算され、結果的に高額請求になるケースも少なくありません。
作業内容や車種によって料金が変動する場合もあるため、事前に無料見積もりを提示してくれる業者を選ぶと安心して利用できます。また、不要な作業やオプションを勧められないかも重要なチェックポイントです。
必要な対応だけを明確に説明してくれる業者を選びましょう。
依頼後の流れをチェックする
バッテリー上がり対応業者を選ぶ際は、問い合わせ後の流れが明確に説明されているかを確認しましょう。
一般的には、問い合わせ後に現場へ到着し、車両の状態確認・見積もり提示を経て作業開始、完了後に支払いという手順で進みます。こうした流れが事前に示されていれば、追加作業や不当な請求が発生しにくく安心です。
また、到着までの目安時間や出張費の有無、支払い方法があらかじめ分かる業者ほど信頼性が高いといえます。依頼後のプロセスが明確な業者を選ぶと、トラブルのないスムーズな復旧が期待できます。
実績やサポート体制を確認する
信頼できる業者を選ぶためには、これまでの実績やサポート体制を確認しましょう。
対応件数が多く、事業規模の大きい業者ほど技術力が安定しており、万が一の際のサポートも充実している傾向があります。また、ハイブリッド車への対応実績があるかどうかも重要な判断材料です。専門知識がない業者では、誤った作業によりシステム故障を招く恐れがあります。
公式サイトの実績紹介や口コミ、地域での評判を事前にチェックしておくと、安心して任せられる業者を選びやすくなります。
ハイブリッド車のバッテリー上がりでも安心のマルチ救急24
ハイブリッド車のバッテリー上がりでお困りの際は、24時間・全国対応のマルチ救急24にお任せください。エンジンがかからないといったトラブルはもちろん、パンクや脱輪、事故車両の搬送まで幅広く対応しています。
創業から20年以上の実績を持ち、適正価格を徹底した明朗会計が強みです。バッテリー上がりは15,000円(税込16,500円)から対応しており、作業前には電話で可能な限り正確な料金を案内します。
作業後のトラブルにも保険でしっかり対応するため、初めての方でも安心です。現場状況により追加費用が発生する場合もありますが、事前説明を徹底しており、不明瞭な請求の心配はありません。
ハイブリッド車のバッテリー上がりを防ぐための習慣
ハイブリッド車のバッテリー上がりを防ぐには、日頃からのちょっとした習慣が重要です。ここでは、突然のトラブルを避けるために意識したい予防のポイントを解説します。
点検で状況を把握しておく
突然のバッテリー上がりを防ぐには、定期的な点検で車の状態を把握しておくようにしましょう。
ディーラーや整備工場では専用機器を使い、電圧や劣化具合を正確に確認してもらえます。また、ガソリンスタンドやカー用品店で無料点検を実施している場合もあります。
ハイブリッド車は劣化のサインが分かりにくいため、半年〜1年に一度を目安に点検を受け、補機バッテリーの状態を確認しておくと安心です。
電装品の消し忘れを防ぐ
ヘッドライトや室内灯、オーディオなどの電装品を消し忘れると、エンジン停止中でも補機バッテリーの電力が消費され、バッテリー上がりを招きやすくなります。
降車前にライト類や電装品がすべてオフになっているかを確認するだけでも、多くのトラブルを防げます。オートライト機能が付いている車でも、手動で切り替えた場合は消し忘れが起こりやすいため注意が必要です。
また、停車中にエアコンやハザードを長時間使用すると、バッテリーに負担がかかります。
不要な電装品は早めにオフにする習慣を心がけましょう。
車は定期的に走らせる
バッテリー上がりを防ぐためには、車を定期的に走らせて十分に充電しましょう。
短距離走行だけでは電力が回復しにくいため、週に1回、30分以上の走行を目安にすると効果的とされています。エンジンをかけて停車しているだけでは充電されにくいため、実際に走行して充電するようにしてください。
また、1週間以上車に乗らない期間が続く場合は自然放電が進みやすくなります。使用頻度が低い場合は、バッテリー充電器を活用するなどの対策も検討しましょう。
まとめ
ハイブリッド車のバッテリー上がりは、補機バッテリーが弱ると突然起こりやすく、正しい知識と早めの対処が重要です。
劣化、自然放電、電装品の消し忘れを防げば多くのトラブルは回避できますが、実際にバッテリーが上がった際は、安全を最優先し、無理な作業は避けましょう。
自力での復旧が難しい場合や不安があるときは、24時間対応のマルチ救急24に相談すれば、迅速かつ確実な復旧が期待できます。
安心な日常を取り戻すために、信頼できるプロの力を活用しましょう。
【Q&A】
- ハイブリッド車でもバッテリー上がりは起きますか?
はい、起きます。ハイブリッド車は12Vの補機バッテリーを搭載しており、これが弱るとシステムが起動できず、エンジンがかからなくなるケースがあります。
- ハイブリッド車のバッテリー上がりが発生したとき、どのような対処法がありますか?
救援車から電力をもらう、携帯型のジャンプスターターを使う、ロードサービスに依頼するなどの方法があります。状況や安全性を考慮し、無理な作業は避けたい場合は、信頼できる業者に相談するのが安心です。

