お役立ち情報

洗濯機の水漏れで床が水浸しに!原因と対処法・予防方法について解説

洗濯機の水漏れで床が水浸しに!原因と対処法・予防方法について解説

「洗濯機から水漏れしている!床がびしょびしょになった……」そのような経験はありませんか?洗濯機は、給排水ホース・壁に取り付けられた蛇口からなどあらゆる場所で水漏れが起こりうる可能性があります。また、水漏れした箇所によって対処方法も変えなければなりません。

ここでは、洗濯機からの水漏れ対処法について詳しく説明します。また水漏れの原因や、被害を予防するためにできる対策についても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

洗濯機の水漏れで床がびしょびしょになる原因

洗濯機の水漏れで床がびしょびしょになる原因

床が水漏れでびしょびしょになると、洗濯機の故障を疑う方もいるかもしれません。しかし、実は故障以外が原因になる場合もあります。給排水ホースや排水口など、さまざまな箇所から水が漏れ出して床を水浸しにしてしまうのです。

水漏れを引き起こす可能性がある場所を知っておくと、緊急時に適切な対応ができるようになります。

ここでは、どのような原因で水漏れが発生するのかをご紹介します。

 原因1|蛇口・給水栓

蛇口・給水栓から水漏れしている場合、以下の原因が考えられます。

原因 詳細
ナットのゆるみ ナットとは、給水ホースと蛇口を固定するもの。ナットのゆるみで水が漏れ出ることがある。
ゴムパッキンの老朽化 接続部分の隙間をふさいで水漏れを防ぐ役割のあるゴムパッキンが老朽化すると、蛇口を閉めても水が止まらなくなる。
ニップルのゆるみや老朽化 ニップルとは、給水ホースと蛇口を接続するためのパーツで4つネジタイプと蛇口一体タイプがある。

ニップルとは、給水ホースと蛇口を接続するためのパーツで4つネジタイプと蛇口一体タイプがある。

4つネジタイプは、2つの原因が考えられる。

  • 蛇口を固定するネジのゆるみ
  • 内部のゴムパッキンの老朽化

蛇口一体タイプは、ナットの締まりが悪くて水漏れしている可能性が高い。

シールテープの老朽化

シートテープとは、壁の中にある給水管をつなげて蛇口の水漏れを防ぐもの。シールテープが老朽化すると水漏れが発生する。

長年使用していると、壁の腐食によって壁が脆くなり、水が滲み出てくることがある。

上記のように、蛇口・給水栓からの水漏れでもさまざまな原因が考えられます。

 原因2|給水ホース

給水ホースからの水漏れで考えられる可能性には、以下の3つがあります。

  • つまり
  • 接続部分のパッキンの老朽化
  • 亀裂や破損

ホース内部に錆びやゴミがつまった状態で水を流すと、ホースが破損し、空いた穴から水が溢れます。接続箇所のパッキンが古くなると硬化・変形し、水が漏れ出ることもあるのです。

また、給水ホースの老朽化によって亀裂・破損する場合もあれば、誤って踏んで割れてしまう場合もあります。いずれにしてもそのまま使うと水が漏れるため、早めに新しいものへ交換しましょう。

 原因3|洗濯機本体

洗濯機本体から水漏れしている場合に考えられる原因には、以下の5つがあります。

原因 詳細
フィルターの目づまり ごみ取りフィルターや排水フィルターに糸屑が蓄積して水が流れにくくなると水が溢れ出ることがある。
洗剤の投入部分のつまり 洗剤投入部分のケースやケースのまわりに洗剤や汚れが溜まって蓄積すると、水が流れにくくなることがある。
洗濯槽の老朽化

洗濯槽が古くなって破損した場合に水漏れが発生する。

パルセーターの摩耗

パルセーターとは、洗濯機の底にある、洗濯物をかき混ぜるためのパーツ。使用する度に摩耗し、回転しなくなると水が溢れ出ることがある。

結露

外気との温度差によって発生している結露の可能性もある。
これは故障や不具合が原因ではなく、環境が原因である場合が多い。断熱性能を高めるなど結露対策を取ると抑制できる。

洗濯機は使い続けると汚れが蓄積され、老朽化して水漏れする場合があります。また、洗濯機や室内にカビが発生する恐れもあるので、結露対策もしなければなりません。

 原因4|排水ホース

排水ホースからの水漏れの場合、原因として以下の3つが考えられます。

  • ゆるみ
  • つまり
  • 亀裂や破損

脱水時の振動によって、ホースがゆるむ場合があります。特にホースを延長して使用しているとゆるみやすいです。また、洗剤の残りかすや汚れのこびりつきによって、ホースがつまる場合もあります。排水ホースは、洗濯物に付着した汚れを流すため、給水ホースよりもつまりやすく、水が流れにくくなって水漏れへとつながります。

老朽化すると破損するケースもあるので、その場合は早急にホースの交換をしましょう。

 原因5|排水口

排水口には洗濯中に発生する小さなゴミや繊維屑で汚れが蓄積します。そのため、排水口でも水漏れの発生する可能性が高いです。

この蓄積で排水口がつまって水漏れを発生させる場合があります。定期的に排水口のつまりをチェックして水漏れを発生させないようにしましょう。

洗濯機からの水漏れで床が濡れたときの対処法

洗濯機からの水漏れで床が濡れたときの対処法

排水口のつまりなのか、パーツのゆるみや老朽化が原因なのかによって、水漏れの対処法が異なります。水漏れ箇所が判明したら、その箇所に最適な対処を行って解決しましょう。ここからは、洗濯機の水漏れが発生したときにできる対処法になる主な方法を3つご紹介します。

 対処法1|つまりなら掃除をする

つまりが原因による水漏れが起きているのであれば、つまっている箇所の掃除をしてゴミを取り除けば解決できます

ホースがつまっているのであれば、一度洗濯機本体から外してホースの中の汚れや錆びを取り除きましょう。

排水口がつまっているのなら、排水口の蓋やトラップを綺麗に掃除したり、パイプクリーナーで内部を掃除したりするとつまりを解消できます。

 対処法2|パーツのゆるみならドライバーで締める

ニップルやナットのゆるみならドライバーでしっかりと締め直すと水漏れが解消される場合があります。

4つネジタイプのニップルの場合、ドライバーで締めても解消されない場合は内部のゴムパッキンを交換してみましょう。ゴムパッキンの交換が必要な場合は、以下の手順で作業してください。

  1. 蛇口からニップルを取り外す
  2. 接続部分のゴムパッキンを外す
  3. 新しいゴムパッキンをはめる
  4. 蛇口とニップルをつなげる

蛇口一体タイプの場合は、モンキーレンチを使ってナットを締め直すと解消される場合が多いです。

 対処法3|パーツの劣化・破損・摩耗なら新しいものに交換する

パーツが老朽化・破損・摩耗しているなら、新しいパーツに交換すると問題解決できる可能性が高いです。ゴムパッキンやニップルなどは、ホームセンターで比較的容易に入手できるので、一度探してみましょう。

また、ホースが破損している場合は、使用している洗濯機に合った新品と交換してください。応急処置としてビニールテープで破損部分を補修する方法もありますが、これはあくまで一時的な対応であり、早急な新品交換が望ましいです。

洗濯機からの水漏れで床を濡らさないための予防策

洗濯機からの水漏れで床を濡らさないための予防策

床がびしょびしょになったらしっかりと水を拭き取り、パーツの交換やつまりの掃除で水漏れの解消ができます。しかし、できれば水漏れを引き起こさないように予防したいところです。

ここでは、洗濯機の水漏れ予防策をご紹介します。

 予防策1|こまめに手入れする

洗剤の投入ケースやごみ取りフィルター、ホース、排水口は定期的に掃除をしてゴミを取り除きましょう。定期的な掃除は、水漏れを防げるだけでなく、部品の寿命を長持ちさせるのにも効果的です。

ただ、洗濯機を移動させないと排水口が掃除できないなど、意外と重労働になる場合もあり、お手入れを敬遠する方もいます。

定期的にお手入れができるように、環境を整えるのも重要です。例えば、キャスター付きの台車に洗濯機を設置すると楽に移動できて掃除もしやすくなるでしょう。

洗濯機にかさ上げ台を設置するのも効果的です。わざわざ移動させなくても楽に排水口のお手入れができます。

 予防策2|洗濯物を入れるのは7割程度まで

洗濯物を入れすぎるのも、水漏れの原因になるケースがあります。なぜなら、洗濯機にたっぷり洗濯物を入れると、その分各パーツに負荷がかかり、老朽化の進行を早めてしまうからです。パーツが摩耗・破損する恐れがあり、水漏れにつながるリスクが高まります。

洗濯物の量は洗濯槽の7割程度に抑えましょう。たっぷり洗濯物がある場合は、2回に分けて洗濯するなどの対策を行ってください。

 予防策3|水漏れストッパーで被害拡大防止

蛇口につけるニップルには「水漏れストッパー」機能付きのものもあります。水漏れストッパーは、水漏れが発生したときに水を止めてくれる効果が期待できます。

これは、万が一の水漏れ時に被害を拡大させないための方法です。水漏れストッパーは、ホームセンターや通販サイトで数千円程度で購入できるので、万が一の被害拡大防止のために購入しておくのもよいでしょう。

 予防策4|使わないときは元栓を閉める

洗濯機を使用しないときは蛇口を閉める習慣をつけましょう。蛇口を閉めるだけで、使用していないときは洗濯機の各パーツに水圧がかからなくなるので劣化しにくくなります。

パッキンも、元栓を閉めるだけで寿命を延ばせ、水漏れ予防として十分に効果的です。

パッキンを長持ちさせ、水漏れを防ぐためにも、洗濯機を使い終わったあとは元栓をしっかりと閉めましょう。

どうしても洗濯機の水漏れが直らない場合は業者に依頼を

どうしても洗濯機の水漏れが直らない場合は業者に依頼を

「なぜ水漏れするのかわからない」「自分でどう対処すればよいかわからない」と困っている方もいるでしょう。その場合は、急いで修理業者に相談し、対処してもらうようにしましょう。

修理業者に依頼すると、その分費用が発生します。しかし、水漏れを放置すると洗濯機の故障やカビの発生などほかの被害にまで拡大する恐れもあるので、早急に対処が必要です。

安心して相談できる修理業者に問い合わせしましょう

洗濯機の水漏れを修理依頼した場合の費用相場

洗濯機の水漏れを修理依頼した場合の費用相場

洗濯機の水漏れの修理依頼をした場合の費用相場をご紹介します。

以下は、「マルチ救急24」の料金内容です。

修理内容 料金(税込)
排水管のつまり(薬品洗浄) 19,800円〜
排水管のつまり(ジェット高圧洗浄) 27,500円〜
蛇口の修理

部品代 1,100円〜
取り付け工賃 16,500円〜

洗濯機の排水トラブル

16,500円〜

薬品洗浄で排水管内に溜まった皮脂、油脂などを除去しますが、薬品で落としきれない場合は高圧洗浄でつまりを解消することがあります。

住宅・アパート・マンションの排水つまりの除去だけでなく、店舗厨房の排水つまりの除去・油の除去も行っています。

まとめ

洗濯機水漏れ床_まとめ

洗濯機の水漏れはさまざまな原因で起こります。原因を特定できたら、掃除やパーツの交換などで解決させましょう。また、日頃から定期的にお手入れするなどのメンテナンスも必要です。洗濯機使用後に元栓を閉めるだけでも、水漏れ対策として十分に効果的です。

もし原因を特定できない場合は、早急に業者に依頼して現場を見てもらって対処してもらうようにしましょう。

洗濯機の水漏れで困っている方は、「マルチ救急24」にご相談ください。水漏れに対応可能な専門業者が、早急に対処を行います。


【Q&A】

洗濯機の水漏れにはどのような原因がありますか?

洗濯機から水漏れする原因はさまざまです。特に多いのが排水ホースや排水口のつまりによる水漏れです。

洗濯機から水漏れしたらどう対処すればよいですか?

原因によって対処方法が異なります。給排水ホースや排水口の掃除をしても解消されない場合は、業者に修理依頼をしましょう。